作・前川知大より

戯曲『関数ドミノ』には2009年版と2014年版があり、今回の上演は2009年版を使います。

大きなストーリーは同じですが、一部登場人物とラストが少し違います。

言ってしまうと、14年版よりも09年版の方が少しだけラストに希望があるんです。

今回のキャストの皆さんをイメージして、09年版を選びました。

演出の寺十吾さんは信頼する俳優であり、演出家です。

この荒唐無稽な「無自覚に願いを叶えてしまう小さな神様」という物語に、

寺十さんがどう現実感を持ち込んでくるのか、楽しみにしています。